保育園の給食を作っている人ってどんな人なんだろう…?なんて考えたことはありますか?
実際に私のあまり考えたことはなかったのですが、記事にするには面白そうな内容かなと感じたので、ちょっと書きたいと思います。
新卒の栄養士さん
これはあるあるです。
短大を卒業して初就職が保育園のパターンです。調理と、子どもが好きで選んでいる人がおおいるのですが、中には『病院より楽そうだから』とか『卒業したからなんとなく』という人もいるのが現状です。そして新卒ですと、21歳ほどです。栄養士の学校は、栄養学を中心に学ぶため鉛筆を持つことは多くても、包丁を使用した授業はほとんどないため、切り方の名前もよくわからない人も珍しくないです。
なので、即戦力が必須の調理場で、もたつくことも多いです。もちろん2年目3年目となれば慣れてくるので、日々の仕事の中で腕を磨いていくことになるでしょう。
他の保育園から移ってきた人
栄養士さんにしても調理員さんにしても、以前保育園で務めていて、また再就職で別の保育園に移ってくる人も多いです。
このタイプは頼りになります。他の保育園を知っているため、「こうだった」「ここは違った」など様々な話を聞くことができます。他園ではどんな行事を行っていたのか?どんな食育活動を行ってきたのか?これらを聞くことで今後、役に立つことが多いです。
ただ裏を返せば、やめてしまった時には今いる園の情報が外部に流れるということなのですが…。
単純に調理と子どもが好きな人
これには私も当てはまります。調理と、子どもが好きなんです!!天職じゃないかとさえ思うくらいなのですが…。
資格云々でなく、こういった理由で働いている人は意外と多いです。
調理の仕事をずっとしていた人
これも資格云々でなく多いです。ただ、調理と言っても給食だけではありません。飲食店や総菜屋さん、弁当屋さんなど様々な調理があります。
保育園給食は、焼き物、煮物、揚げ物、炒め物、おやつなど総じての「一般的な家庭料理作れる」というスキルが必要なのです。
料理好きな人、一般的な主婦ならばたいして大変なことではないですけどね。
現役給食調理師の私はどんな仕事をしてきたのか?
ここまで書いてきまして、最後に私自身はどうなのか?これまでどんなことをしてきたのかちょっとご紹介します。
和食中心の創作料理屋
ホールでの仕事を中心に、調理場内の仕事も手伝っていました。和食の基礎を学ばせてもらいました。
某食品会社の飲食事業部
調理場内の勤務を希望して入社したのですが、ホールの人手が足りなかったため、仕方なく(笑)ホールで働きました。この時は、お店の予約の管理、売り上げ管理、調理場とホールのパイプ役など店全体を見る立場を任されていました。
同会社のクッキングスクール事業部
クッキングスクールの欠員が出たこと、調理師免許保有していること、自宅から徒歩で行けるところであったことが条件に合い、社内異動という形でクッキングスクールで務めることになりました。
管理栄養士の講師のアシスタント・外部の講師のアシスタント・授業の準備、片付け・講師との打ち合わせなど多くの仕事がありました。
また、社内販売を対象としたケーキ作りをおこなったり、ふりかけづくりをおこなったりもしました。
同会社の総菜部門
結婚・出産して生活スタイルが変わったため、平日に忙しいお店へ配属になりました。(この惣菜店は、土曜日曜が休みやすかったです)
ここでは、販売はもちろん惣菜づくりも行っていました。
高校生の時のアルバイト
某ファストフード店・父親の知り合いの喫茶店でバイトをしていたこともあります。思えば、これが飲食関係のスタートだったのです。
さいごに
何だか私は、食べ物屋さんばかりで働いてばかりですね…。飲食店で務めていたときは、拘束時間・勤務時間の長さから、身体はいつも疲れていましたが、それなりに楽しかったです。
学生の頃は、『保育士になりたい』という夢もありましたが、ピアノが弾けないことからあっさりあきらめてしまった過去があります。
それでも、調理員として保育園で勤務することができるようになったので、夢の一部はかなっているのかなと思います。
好きな調理と、あこがれていた保育園での勤務のいいとこどりな仕事なのです。
保育園の給食職員になるために(面接・服装・髪型・質問事項)
保育園の給食職員に求められていることは何か?(面接・服装・髪型・質問事項)
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