【吹奏楽】部活で使用する楽器は楽器店で購入することが大切である理由

娘が中学校の吹奏楽をきっかけにアルトサックスを始めて早5年目となり、現在も高校でアルトサックスを吹き続けています。

娘には中学2年の時に、中古ではありますが、娘専用としてアルトサックスを購入しており、娘自身も大切に使ってくれています。

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現在高校2年生の吹奏楽部員である娘が使用しているアルトサックス

娘にアルトサックスを購入したのは、中学生で楽器購入する子の中ではやや遅めの、中学2年生の冬でした。

楽器の購入が遅めになってしまった理由は、

などからです。

しかし、学校で借りていた楽器の状態が良くなく、修理が必要な状態にもかかわらず、代替えの楽器がないために修理に出してもらうことができずに、そのまま使っている娘をを不憫に思ってしまい、そのことをきっかけに楽器の購入に踏み切ったのです。

娘が現在使用しているのは、中学校と連携をとっていた楽器店で購入した、中古のYAS-62（G1ネック・第3世代）YAMAHA製です。サックス自体の製造年代としては、ちょうど娘が生まれたころのものであると推測されます。

購入当時からやや使用感はありましたが、傷は少なく、へこみはなく、必要個所の交換や整備等は楽器店で行ってくれてありましたので、購入後すぐに使用することができました。

 

楽器は「ネット購入するな」と言われている理由

私自身も、楽器については「無知」ですので、娘から「サックスが欲しい」と言われた時も、「ネットで数万円で売っているからそれでもいいのかな？」と考えたことがありました。

しかし、入部の際に当時の吹奏楽の顧問から、

と言われていたので、一応顧問の先生に相談をする形をとりました。

顧問の先生の話では、「誰が」「どのグレードの楽器を」「きちんとしたお店で」購入したかの把握とともに、万一修理が必要になった時でも、学校側から迅速に手配できるようにまた、学校を通じての新品楽器の購入は値引き率が良いとのことでした。

格安メーカーの楽器も多数存在する

では、なぜネットでの購入はダメなのでしょう？

ネット上では、メーカーにこだわらなければ、数万円からという値段でもサックスの販売はされています。
しかし、数万円のサックスは「高級な子どものおもちゃ程度」のものであり、部品の結合部分ももろかったり、作りそのものが雑だったりもします。下手したら、はじめから修理が必要な管体だったり、交換部品が必要だったりするものを販売している場合もあります。
これらは、見た目はサックスですが、音がほとんど鳴らないものも数多く存在します。また、修理が必要であっても、アフターフォローまでしてくれないのも、ネット販売の特徴です。

信頼のあるメーカーのものでもネットでの購入は控えたい

YAMAHAなどの信頼あるメーカーのサックスも、ネット上で販売されていますが、こちらも購入は控えたほうが良いです。

楽器は、同じようで実はひとつひとつ個体差があるのです。同じサックスであっても、奏者と相性合う合わないがあります。
楽器はとても高価なものです。購入したはいいけど「吹きにくかった」とならないためにも、楽器は「楽器店」での購入が安心です。お店での購入は、吹き心地の確認や、管体との相性を知るために試奏することも可能です。

また、行きつけの楽器店を作ることで、アフターフォローが受けやすくなり、簡単な調整であれば無料で行ってもらえる場合もあります。（お店によりますが）

娘のために購入した中古アルトサックスのその後

娘のアルトサックスは、中古購入から3年半以上が経過しました。使用頻度としては、

• 中学の約1年間は、1日２～3時間程度の練習を週3～4回くらい
• 高校入学後から現在までは、1日3～6時間の練習を週5～6回くらい

であり、高校入学後は、ほぼ毎日サックスを酷使しています。

サックス購入時に、3年間の無料調整券がついていたため、半年に1回程度の定期点検はおこなっていました。途中、消耗品である「タンポ」を3か所交換しましたが、それ以外に大きな不具合もなく、3年半の間で管体の修理費として支払った金額は、1万円程度です。

さいごに

我が家は金銭的な問題から、新品の楽器購入は無理であると判断し、半額近い金額で購入できる中古品を積極的に探していました。

結果的に、楽器店を通じて予算＋3万ほどの金額で状態の良い中古のサックスを購入することができました。状態も良かったため、この3年半の間に大きな修理の必要もなく、高校の吹奏楽活動にもしっかり耐えてくれています。ネットの安物ではきっとダメだったでしょう。