人一倍にパートナーに執着するモラハラ加害者が被害者から搾取した6つのもの

今回は、「モラハラ加害者が、被害者から搾取するもの」について書てみたいと思います。

モラハラ被害者に「自由」はない

モラハラ加害者とともに過ごすようになると、生活のすべてにおいて「モラハラ加害者中心」となってしまいます。それは、朝起きた時から就寝中においてもです。

以下が実際に私が元夫からされてきたことです。

  • 時間関係なしに、モラハラ加害者の要望にこたえなくてはなりません。
  • 仕事も、モラハラ加害者が納得した職業のものでなければ、就くことができません。(仕事をさせてもらえないこともあります。)
  • 買い物や、通院もモラハラ加害者の許可が必要になります。
  • 友人や知人との外出は、基本的に許可が下りることがありません。
  • 特に仕事が休みの日は、家事や育児を完璧に行うことを強要されます。

モラハラ加害者は、基本的には被害者が他者と接触することを嫌いますので、なるべく自宅内で過ごさせるように仕向けてきます。

子どもがいて、保育園や幼稚園などの送迎がある場合などは、他の保護者や先生の目を気にしますので、送迎を禁止するようなこともありませんが、役員の仕事などは、例え持ち回りで行われているようなものであっても、「なにがなんでも断ってこい」と言ってくることもあります。必要以上に他者とのかかわりを許さないことからだと思われます。

あくまで必要最低限の外出のみを許可するようなスタンスです。

モラハラ被害者は「家族や友人・知人」にも会うことができなくなる

  • 「くだらない友達」の連絡先を消せ!
  • お前の実家は育ちが悪い、俺の家族はみんな公務員だからしっかりとした家系だ
  • 休みの日に職場の人と、電話するな、早く切れ!
  • お前の家族から可能な限り金を借りろ
  • 家庭を持ったら、遊びに行くな、それが常識だ
  • お前のことなんて、みんな何とも思っていないだから、一方的に友達とか言うな。相手に迷惑だ!

↑これらは実際に私がモラ元夫から言われたことです。日々、

  • お前は他人様に迷惑をかけている
  • 軽くあしらわれていることにも気が付かないのか
  • お前のことなんて誰も友達とも何とも思っていない

というようなことを、言われ続けて生活をしていました。

実際にモラ元夫は、友人からの電話もテーブルをたたきながら「もうかけてこないでと言え」と筆談で圧をかけてきたこともあり、「このままでは友人の身も危険」とすら感じた私は、言われるがままに友人にそう伝えることになってしまったこともありました。(この後、すぐにモラ夫によって連絡先は消されてしまいました)

モラ夫が「家族や友人にお金を借りろ」と言ったのも、単純に生活費が厳しかったことに加え、「金の切れ目が縁の切れ目ということを利用」したものだったかもしれません。

スポンサーリンク

何を言っても言葉が通じない相手との戦いに奪われる「気力」

モラハラ加害者との話し合いはまず不可能です。

というのも、モラハラ加害者は「自分が正義・自分が正しい」と思い込んでいますので、周りの人の話を聞く耳は持っていません。特に、モラハラ被害者の話は「聞くだけ無駄」と思っていますので、モラハラ加害者に意見することは許されません。

モラハラ加害者が「1+1は3」と言えば、被害者がいくら「2だよ」と言って聞き入れてはくれません。それどころか、「お前の分際で俺様に意見するとはいい度胸だな!」くらいに思うのです。

ですので、

  • 今後の生活の話
  • 自分(被害者)の置かれている状況がつらいと訴えること
  • 婚姻生活継続するか否かの大事な話

なども、話し合いの場を設けるところまで行きつかないことは珍しくありません。

基本的に何を言っても「聞く耳すら持たない相手」ですので、被害者側からしたら「何を言っても無駄」「話し合いすらさせてもらえない」となり、どうせ無理…と思い込むことになるのです。そして徐々に無気力化してしまいます。

モラハラがらみの離婚は、夫婦での話し合いとなる「協議離婚」ではなく、第三者を介入させた「調停」や「裁判」が多くなるのも納得ですね。

スポンサーリンク

モラハラ被害者は「お金」も自由には使うことができない

モラハラ被害者は、無職であっても仕事をしていても、お金を自由に使えないことが多いです。

モラハラ被害者が無職の場合

世間から孤立させることを目的に「専業主婦(主夫)」という立場で、モラハラ被害者を自宅にとどめている場合は、加害者は言いたい放題となります。

  • 誰のおかげで暮らしていけると思っているんだ
  • 俺の稼いだお金だ
  • 文句あるなら俺より稼いでから言うんだな(ま、そんな日は来ないけど)
  • 離婚したって、お前なんかが一人で暮らしていけるわけがない
  • ひとりじゃ何にもできないくせに(俺なしでは生きられないくせに)
  • 社会のお荷物!(←自分から専業主婦または主夫になってくれって言ったとしても、平然と言い放つのがモラハラ加害者です)

そして、「俺の稼いだお金だから、俺が管理する」と言い出し、被害者にお金の管理をさせることはまずありません。

モラハラ被害者が仕事をしている場合

モラハラ被害者が仕事をしている場合であっても、加害者よりも高収入になることは許してもらえず、雇用形態も正社員は不可であることが多いです。

仮にも、モラハラ加害者よりも地位も収入も被害者側のほうが多いと、加害者はマウントをとることもできなくなりますし、被害者に経済的な余裕を与えてしまうこともなるので、この状況はとても嫌がります。その場合は、

  • 仕事をやめろ
  • 子どもができたらどうするんだ
  • 仕事を続けるのは構わないが、家事を手抜きにしたら許さない
  • (俺の言うことが聞けないなら)離婚かな~

などと、モラハラ加害者が有利になるまで圧をかけ続けてくることもあります。

また反対に、モラハラ被害者に十分な収入がある場合には、モラハラ加害者が黙って仕事をやめる場合もあります。

  • 今の会社が合わなかった
  • いくら働いてもお前(被害者)より稼げないから、やる気なくなった
  • 俺が家庭に入れば、子どもができても安心だろ

などともっともらしいことを並べます。しかし、その実態は「俺が主夫をやるからお金の管理をさせろ」というものでもあるのです。

モラハラ加害者はお金に執着する

モラハラ加害者は、お金に対して執着がある人が多いのですが、これは自分で好きなように使いたいということもありますが、モラハラ被害者に「逃亡資金を持たさないため」ということもあるのかもしれません。

逃亡資金というと、言い方が悪いかもしれませんが、多くのモラハラ被害者は、「こんな生活嫌だ」と思っていますので、少なからずパートナーの元から逃げ出したいという気持ちがあります。そして、加害者もそんなことは薄々とわかっています

なので、「逃げだしづらくさせるため」あえてそういう状況を作り上げていきます。
ここまで書いてきた、

  • 自由
  • 家族・友人など
  • 気力
  • お金

などもそうですし、次に書きます社会的信用もそれにあたります。

スポンサーリンク

モラハラ加害者は被害者を束縛するためにたとえ家族であっても平気で(社会的)「信用」を失わせようとする

モラハラ加害者は、被害者が(逃げ出して)一人で生活できない状態にするためには手段を惜しみません。

  • 被害者の仕事場での付き合いは必要最低限にさせる(懇親会、研修会なども参加させない)
  • 被害者に無理な借金を背負わせる
  • 無理やり加害者の借金などの連帯保証人にさせる

モラハラ被害者が社会とのつながりを持つことを極端に嫌う加害者は、例え会社内の行事であっても、被害者の参加にいい顔をしません。人と人のつながりがある以上、すべての誘いを断るというのも難しいことなのですが、モラハラ加害者は、そんなことお構いなしです。

「主婦(もしくは母親)が遊び歩くな!業務外のものはすべて断れ!」

と高圧的に被害者を脅します。(時には暴力的になることもあります)
では加害者自身は、懇親会にも同僚との飲み会にも行かないのか?と言えばそんなこともなく、自分は好きに出歩きます。あくまで、自分の監視下に置きたい被害者に対してだけ要求するものなのです。

結果的にモラハラ被害者は、会社内でも「付き合いの悪い人」という目で見られ、会社内でも少し浮いた存在になりやすいのです。

また、無理な借金や連帯保証人などを負わせることで「逃げにくい環境」にすることもあります。
モラハラ加害者は、自身の金銭感覚の異常さも相まって、すでに借金まみれである場合も珍しくなく、中にはすでに自己破産を経験している場合もあります。そんなモラハラ加害者は、被害者のことを金銭的に縛り付けようとする傾向にあるのです。

結果、被害者自身も自己破産や債務整理をすることになり、社会的信用が失わされることにつながるケースもあるのです。

モラハラ加害者はモラハラ被害者の「資産」をも我が物のように扱います

  • 結婚前の貯金
  • 被害者名義の土地や住宅、自動車など
  • モラハラ被害者側の親族の資産

これらのものであっても、モラハラ加害者は自分のもののように扱います。その言い分は、「結婚したら夫婦のもの」であることを主張します。
(実際には、親族の資産は親族のものであるし、結婚前から所有していた土地や住宅、貯金なども被害者のものです。)

お金にがめついモラハラ加害者は、これらの資産は「自分のものになった」と感じ、「夫婦なんだから信頼してほしい」などと言葉巧みに被害者からこれらを巻き上げようとします。

とはいえ、名義変更などは簡単にはいかないものですので、実際に手続きまですることもないのですが、

  • 自動車であれば、(加害者が)自分最優先で使用する
  • 自宅に当たり前のように居座り、自分が気に入らないことがあると(加害者名義でもないのに)平然と「出ていけ」と言う
  • 手持ちのお金欲しさに被害者の意思確認もせず、「売却しろ」と言い続ける(仮に売却したら、そのお金は加害者の懐に入る)

など、「まるでわが物顔」で被害者の資産を使ったり、被害者の意志とは無関係に売却などの指示をしてきたりするのです。

私自身も、独身時の貯金全額を持っていかれ、私名義の自動車は私が自由に使うことができず、私の実家に元夫の指示でお金の無心をさせられたりと散々な目にあいました。

当時私は、元夫のことが本当に怖くて仕方ありませんでした。元夫の要求を断ろうものなら、暴力・暴言・オールナイトで説教がセットで行われていたからです。そして二言目には、「お金と子どもを置いて出ていけ!」でした。

モラハラ加害者の共通点「執拗な説教」と「謝罪の強要」

今思うと、元夫は無茶苦茶なことを言っていたと感じるのですが、一緒に暮らしていた当時はそこまで考える余裕もなく、ただただ「元夫が機嫌を損ねないように立ち振る舞わなければ…」と思って生活していました。
スポンサーリンク

さいごに

モラハラ加害者は、金銭感覚がないか、がめつい傾向にあると思います。どちらの場合も、金銭的なことでもめ事を起こすことが多いでしょう。

私の元夫の場合は、「金銭感覚がない」タイプでしたので、独身時代も含めて貯金もなかったですし、資産もなければ、携帯一つ契約できない状況だったのです。

そんな人と一緒になってしまった私にも落ち度があるのですが、モラハラ加害者は「本当の自分を隠すこと」がとても上手です。多くは、結婚するまでは本性を出さないのではないでしょうか。釣った魚に…とはよく言ったものです。まさにそのままなのです。

ということで、最後に「金銭感覚こんな人はモラハラ人かも?」

  • 常に「お金がない」と言っておごられることを当たり前と思っている独身者
  • おごられる前提のくせに、行きたい店を指定してくる
  • 専業主婦批判する&共働きを過剰に要求する
  • やたらに「俺のことを信用していない」と責めてくる
  • 妙に甘え上手(うまくおごらせようとする)
  • 携帯電話の契約(被害者名義)を頼まれる→危険度高い

コメント

タイトルとURLをコピーしました